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入れ歯をずっとつけている|ヒロデンタルクリニック|藤井寺駅の歯科

入れ歯をずっとつけている

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こんにちは。ヒロデンタルクリニックの

歯科衛生士のKです。

治療を受けた後になってわいてくる不安、

歯科医院に対する素朴な疑問。

先生には面と向かって聞きにくい、

でもどうしても気になる🦷💭

そんな本音の質問にお答えします😊✨

最近入れ歯をつけたままにしてる人を多く見かけます。

衛生面と歯や粘膜への負担の

観念から言うと、入れ歯は外して

眠るのがおすすめです😪

入れたままですと、就寝中に

お口の細菌が繁殖したり口内炎や

むし歯わ歯周病のリスクとなります。

就寝時に入れ歯を外した方がいい

理由には大きくわけて

①入れ歯を衛生的に保つため

②歯やお口の粘膜を健康に保つため

の二つがあります。

これは患者さんのお口の中の状態、

噛み合わせ、入れ歯の種類や大きさ

なども関係します。

夜間🌙見た目や気持ちの問題から

入れ歯を外したくないというかたは、

この二つについて考えていただければ

と思います。

一つ目は、入れ歯の衛生上の問題です。

入れ歯は食事のたびに使用するため、

ご自分の歯と同様に汚れが付着します。

入れ歯の汚れを染めてみました。

よーく見ると、ピンクに染まってますね👀

とくに入れ歯の歯ぐきの部分の

(床)は、水となじみのよい

プラスチックであるため汚れが

残りやすい材質です。

部分入れ歯のバネが複雑な形態を

しているところにも、細かい汚れが

残りやすいです。

入れ歯に付着した汚れは

デンチャープラークと呼ばれ、

プラーク中にはカンジダ菌などの

菌が多く含まれます。

この汚れを落とすには、物理的な洗浄と化学的な洗浄を併用しないといけません。

そのため、入れ歯専用のブラシで汚れを落とし、就寝時にいれ歯洗浄剤につけることが、一般的に推奨されます。

もし入れ歯をいれたまま就寝するのなら、

そのぶん洗浄を行うタイミングを

1日のどこかでつくるようにしましょう。

二つ目は、歯や粘膜の健康についてです。

いれ歯をいれたまま眠ると、

お口の粘膜が炎症を起こすリスクが

高くなると報告されています。

この口内炎は、入れ歯の下の粘膜が

全体的に赤くなる炎症で痛みを生じます。

また部分入れ歯の場合、

歯にバネがかかるので入れたまま

眠るとむし歯や歯周病が発生する

リスクが高くなります。

入れ歯のバネや歯茎の部分が

接する歯や粘膜は唾液による

自浄作用が働きにくく、

細菌が繁殖しやすいためです。

ですから、入れ歯を入れたまま

眠るのなら起きてる時に数時間、

入れ歯を外して粘膜を休ませる

ことと、入念な歯磨きを続けること、

そして定期的な歯科検診で歯と

粘膜の状態をチェックしてもらう

ことが大切になってきます。

ただし、大きな部分入れ歯を使用

している患者さんの場合、

残ってる歯の本数と場所によっては、

就寝時もいれておくほうがいい

こともあります。

たとえば、

就寝中に歯ぎしりや食いしばりを

する癖のある患者さんは、

入れ歯が入っていないと、

歯ぎしりや食いしばりにより、

残ってる歯や顎の関節への負担が

大きくなってしまったり、

歯が向かい合う粘膜に強く

当たってしまいます。

こうしたかたは、つけといて

もらうか夜用入れ歯などを

つくることもあります。

気になる方はぜひ先生に

相談してくださいね。

また反対に、数本文だけの小さな

部分入れ歯は就寝時に外れて

飲み込む恐れがありますので

外しましょう。